眠りの南

正座したまま一時間眠れる、そんな主婦の、読み書きと猫の日々

贈りもの

ほらね。以前言った通り、

毎日更新が二、三日に一回になると、

すぐに一週間に一回になってしまう。

このまま、一か月に一回になりませんように。

 

 

今日は、クリスマスに詠んだ短歌をもとにした詩です。

もとの短歌は、こちら。

“聖き夜が明けて染まりし空ほのか贈りの主も目覚め見守る”

 

 

 

全ての罪は赦されると仰ったのは

私を私としたことへの

あなたの短いお返事でしょうか

 

どうぞそれを仰る前に

私の手から罪を

払い落してくださいませんか

 

もはや何一つ赦されるべきことなどなく

清く高い私であること

それこそが私が真に望むお返事なのです

 

全ての涙をぬぐい去ってくださると

そう約束してくださったのは

私が私として生きていることへの

あなたの憐みなのでしょうか

 

どうぞその約束をなさる前に

私の涙が二度と流れませぬよう

周りを花々で

覆いつくしてくださいませんか

 

悲しみ 悔い

苦しみ 怖れ

それらがどこにも見当たらぬようにすると

そう約束なさってください

 

私は

哀しみの裾を握った者でしょうか

 

それでも 

クリスマスの朝の空の

ほのかな紫を見せてくださるのですね

 

どうか全てのものたちに

贈りものをお与えになってください

 

今朝だけは

安らぎと喜びの中に

その目が開かれること

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中を生きてる

今、ネットで見て知った。

好きなバンドが解散してしまう。

 

去年も好きだった(今でも好きだけど)、

別のバンドが解散してしまい、

一年前の今頃は、最後のCDやDVDが、

家に届くのを待ってたんだ。

 

専業主婦だし、

田舎に住んでるし、

ライブなんてなかなか行けやしない、けど、

今度こそ、とか思ってたんだけど、

また間に合わなかったなあ。

 

間に合わなかったのは、

人生、こういうことだけじゃないけどね。

 

私が居眠りしてる間に、

地球はガンガン自転して、公転して、

宇宙は膨張の度合いを加速させて、

星座だって崩れてしまう。

 

右見て、左見て、

今日一日に必死になって、

心から笑ったり、泣いたりしてるうちに、

最後のセリフを言う時は近づいてる。

 

別に長生きしたいわけでもないから、

見果てぬ夢の途中ばっかり量産しないで、

(結構かかえてるんだ、あれこれ)、

自分が終わる時は、

きりのいいところでお願いします。

 

それぐらいしてよ。