眠りの南

正座したまま一時間眠れる、そんな主婦の、読み書きと猫の日々

贈りもの

ほらね。以前言った通り、

毎日更新が二、三日に一回になると、

すぐに一週間に一回になってしまう。

このまま、一か月に一回になりませんように。

 

 

今日は、クリスマスに詠んだ短歌をもとにした詩です。

もとの短歌は、こちら。

“聖き夜が明けて染まりし空ほのか贈りの主も目覚め見守る”

 

 

 

全ての罪は赦されると仰ったのは

私を私としたことへの

あなたの短いお返事でしょうか

 

どうぞそれを仰る前に

私の手から罪を

払い落してくださいませんか

 

もはや何一つ赦されるべきことなどなく

清く高い私であること

それこそが私が真に望むお返事なのです

 

全ての涙をぬぐい去ってくださると

そう約束してくださったのは

私が私として生きていることへの

あなたの憐みなのでしょうか

 

どうぞその約束をなさる前に

私の涙が二度と流れませぬよう

周りを花々で

覆いつくしてくださいませんか

 

悲しみ 悔い

苦しみ 怖れ

それらがどこにも見当たらぬようにすると

そう約束なさってください

 

私は

哀しみの裾を握った者でしょうか

 

それでも 

クリスマスの朝の空の

ほのかな紫を見せてくださるのですね

 

どうか全てのものたちに

贈りものをお与えになってください

 

今朝だけは

安らぎと喜びの中に

その目が開かれること