眠りの南

正座したまま一時間眠れる、そんな主婦の、読み書きと猫の日々

お題スロット「サンタさん、これください」

お題「サンタさん、これください」

 

はいっ!

私を、

時をかける少女

にしてください!

(少女じゃないけど)

 

子どもの頃から、こういう、

タイムトラベル的な話が好きだった。

 

過去へ行って、できなかったことをする。

あるいは、失敗しないようにやり直す。

 

そこに、その時代の自分がいるという設定なら、

未来から来た私だからできる助言をして、

未来を修正よ!

 

過去に影響を与えてはいけない、

という決まりは、

この際、無視。

私だけ、過去を変えてもいいという、

オプションをつけてもらうんだ、サンタさんに。

 

ああ、ワクワクするなあ。

(どれだけ、人生やり直したいんだか)

 

サンタさん、早く来て!

今年はどこにも行かなくてもいい、

私の所だけに来てくれればいいから!

 

……こういう身勝手な人間の所には、

一生、サンタさんは来ないだろうなあ。

 

あ、それと、

未来には別に行かなくてもいいです。

それって、自分にとって不利だと思う。

知らないことだらけの中に放りこまれて。

 

お金もうけの方法とか知っても、

なんか後で、ひどい目にあいそうだし。

 

それに、それにね、

十年後に行って、

もしそこに、

自分がいなかったら……暗転。