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眠りの南

正座したまま一時間眠れる、そんな主婦の、読み書きと猫の日々

私が私

この前、テレビ(科学?哲学系?番組)を見ていて、

番組の中で語られている内容に、

……!

 

“幼い頃、存在の不思議さに目覚めた。

なぜ、僕は僕なんだろう、

なぜ、他の兄弟じゃないんだろう、

どうして、この体なんだろう”

(言い方は少し違いますが、こういうことを言っていた)

 

それっ!

それよ、それ。

私も、子どもの頃から不思議だった。

私が私でしかない。

私の意識は、私の中に(脳に)閉じ込められ、

どこへも出て行けない。

誰と替わることもできない。

 

私は、なぜ、私という人間に振り分けられたのか。

(こう言うと、私という人間より前に、

一つの意識?生命?が有ることになる)

 

違うんだろうか。

私という意識は、私という人間に属しているんだろうか。

(輪廻転生か)

 

そうじゃなくて、

私は、ただ単に、

脳。

一回限りの。

 

テレビの前で、沈黙している私の耳に届く声。

「こんな事、考える人って大変だよなあ。

なあ、晩飯あれじゃ足りなかった。

ラーメン作ってよ、ラーメン。」

 

……え?

 

「また、テレビ見ながら寝てたんだな。

そうじゃないかと思った。」

 

いや、意識の存在が、あの……

 

何考えてたか、わからなくなったじゃないかっ!

 

答なんか出るわけない。

でも、考え出すと止まらない。

 

猫は、たぶん考えない。